2011年6月13日月曜日

iDevice用のGCC導入方法(要Jailbreak)

Pineです。
gccとは、Gnu C Compilerの略で、つまりCコンパイラですね。
それをiDeviceに導入して、ターミナルから使う方法がありますので、その手順を
まとめてみようと思います。

簡易GCCインストーラーも、本文最後に用意しました。是非ご覧ください。

詳細は以下から..........
gccのインストール方法は、以下のサイトに書いてあることを参考にしました。
全部英語でした。始めに見たときは、かなり萎えましたね......


Compile C appliction with gcc on iOS4 (iPhone)
それでもって、このサイトの手順だとPC側からiDeviceにSSH接続して作業したり
いろいろ必要のない面倒な手順を踏んでいるんです。

というわけで、日本語で、そこそこわかりやすくまとめてみました。


※必要なもの※

・脱獄済みiDevice

・Cydia

・勇気

これだけあれば十分ですね。そのかわり全部必須です。


※手順※

・Cydiaを起動し、リポジトリ(http://dl.dropbox.com/u/1576560/debs/)を
登録する(手順がわからない方はこちら)。

・検索窓に、「gnu」と入力し、トップ辺に出てくる「GNU C Compiler」を選択、
インストールをする。

・一緒に、Cydiaから「iFile」、「Mobile Terminal」を検索してインストールする。

・何かしらの手段で、iDeviceに以下のファイルをダウンロードする。

http://www.syshalt.net/iphone/gcc-iphone/sdk-2.0-headers.tar.gz
(ヘッダファイル)

http://www.syshalt.net/iphone/gcc-iphone/gcc_files.tar.gz
(ライブラリファイル)

その「何らかの手段」がない場合は、Cydiaから「wget」を検索し、インストール
した後、ホーム画面からTerminalを起動して

wget http://www.syshalt.net/iphone/gcc-iphone/sdk-2.0-headers.tar.gz

wget http://www.syshalt.net/iphone/gcc-iphone/gcc_files.tar.gz

と入力して、ファイルをダウンロードする。(このときファイルは、iDevice内の、
/var/mobile/にダウンロードされる。はず。)

・これらのファイルを展開する。

・前者のヘッダーファイルを、
/usr/include/
へ、そして後者のライブラリファイルを、
/usr/lib/
に移動させる。(ファイルがダブっても、上書きしてOK)

・最後にCydiaの検索窓に「iphone」と入力して、上の辺にでてくる「iPhone 2.0
Toolchain」をインストールする。


インストールは以上で完了です。簡単でしたね。
最後に、Terminalを起動して

gcc --version

と入力し、インストールされていることを確認しましょう。
これからは、iFile等でソースを書いて、それをgccでコンパイルすればコマンドライン
で動くiPhoneアプリケーションを作ることができます。
また、makeコマンドを使うこともできるようになりますね。



そして最後に、これらの面倒な手順をまとめたインストーラーを用意しました!!


始めに登録した、Pine's Repositoryから、GCC Easy Installerを選び、インストール
してください。
これにて完了です!

是非是非活用してやってくださいね。

ではー。

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