ChpwnさんがiPhone4S以外のデバイス向けSiriポート「Spire」を公開 今度は合法かつ最強！

今度は@chpwnさんがSiriポートリリースです。
@chpwnさんと言えば、H1Siri騒動のときに僕たちにありがたい警告を
だしてくださった方ですが、今度は自分も作り始めた模様..........


でもって今回のSiriポートは「今までで最強のもの」らしいですよ。
何がすごいって、一つはCydiaから簡単にインストールできることです。
でも他のSiriポートも大体そうですよね。
もちろんすごい理由はこれだけじゃないんです。


まず一つ目は、Siriを動作させるのに必要なコードを違法にファーム
ウェアから吸い出すのではなく、Appleのサーバーにリクエストして
ダウンロードしている、という点。
このおかげで、やっと著作権に反しないSiriポートができあがりました。

また、いくつかのファイルは以前公開されたiPhone4S専用の、SIMの
問題を解消するためのファームウェアから使われているようです。
これもまた著作権には反しません。（暗号化されていないため）


そして二つ目が、Siriを動かすために必要になるiPhone4Sの偽装を
するプロキシサーバーと呼ばれるサーバーをchpwnさんが準備する
のではなく、自分たちでiPhone4Sを準備して建てる、ということ。
必ず知り合いまたは自分がiPhone4Sを所有しているのが前提に
なりますが、これで安全なアクセスが確保されます。



いまのところ、きちんと使えるSiriポートはこれだけなのでは？
僕も姉がiPhone4S持ってるので、機会があったら試してみたいとは
思っています。が、まあ無理でしょう（全然貸してくれない...）

また、chpwn氏はリリースに伴いこんなことコメントも残しています。

And now for something completely different: As I suggested earlier, you might be able to replace Siri entirely. A simple method might be to use Google Chrome’s speech “API” hooked up to some code to decode the Siri requests and parse Google’s result. Or, someone could hook it up to some logic backends like many of the clones available on Android: the possibilities are endless.

Siriプロキシの仕組みを利用して、わざわざAppleのサーバーに飛ばす
のではなく、そこで改めて自分のサーバーにリクエストを飛ばすことで
Appleが用意したSiriの音声認識を使わない方法もとれるとのこと。

例えばGoogleのSpeech APIなど、そういうものを使って音声を認識
させることも、理論的には可能だそうです。
いやはや楽しみでなりませんね.........

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